手織り・染色・手紡ぎ等々、手仕事の記録です。フィンランドでのものづくりについても紹介しています。フィンランド発信。

みかんの皮で染めてみた

…とはいっても、正確には日本の「みかん」とイコールではないと思います。でも、とてもみかんっぽいので、ここでは「みかん」ということにしておきます。

北欧フィンランドでは、国産はもちろんありません。スーパーに並んでいるのは輸入品。南ヨーロッパとか中東あたりから来てるみたい。

この冬は、スーパーでおいしい品種のみかんを見つけたものだから、それをよく食べてました。そして、せっかくだからその皮で染めてみようかと思い、皮を乾燥してとっておいたんです。

さて、その皮を使っての染色の結果は…

みかんの皮を使って染色
右:ミョウバン先媒染
左:ミョウバン先媒染+Fe後媒染

優しい色合いです。みかんの皮をたっぷり使ったので、もうちょっと濃く染まるかな、と思っていたのだけれど。

今回染めたのは、上の写真に写っている2綛のみ。でも、それらと一緒に、媒染なしの糸と、別の先媒染をした糸の切れ端も染めています。

みかんの皮を使って染色した糸のサンプル
(右から)
ミョウバン先媒染
ミョウバン先媒染+Fe後媒染
媒染なし
Sn先媒染
Cu先媒染
ルバーブ染色

一番右側の糸と右から二番目の糸が、最初の写真にある綛からとったサンプルなので、こちらの写真は、実際より色が濃い目に写っているようです。

スズ(Sn)媒染だと発色よさそうなんですけどねえ。でもそれはあまり使いたくないので、サンプルだけで満足しておくことにしますわ。

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@tapionokuni