ところで、ボビンレースを「織る」というのか「編む」というのか…
「レース編み」という言葉を聞きなれているから、つい「編む」といいそうですよね。でも、日本でボビンレースをしている方々は「織る」といっているようです。ですから、ここでもそれに倣って「織る」を使っていきます。
確かに、構造的にどちらが近いかと言えば、「編む」よりも「織る」。
今織っているレースのこの部分なんて、まさに平織。
ボビンレースでは、4本の糸ごとに織っていきます。
まず、2を1の右に移動。
次に、1、2をそれぞれ左に移動。
最後に、1を右に移動。
ここまでで、経糸2本と緯糸2本の平織になります。
この後は、1と2はしばしお休み。今度は、今までの2本と新たな2本の4本で、同じことを繰り返します。
ここまででの作業で、経糸4本・緯糸2本の平織が織れたことになります。ほら。
この作業をアニメーションにもしてみたけれど、もう少し長いサイクルのほうが分かりやすかったかな…
2 件のコメント:
やっぱりそうですよね、編むんじゃないですよね、ボビンレースは。
動画もいろいろ見ましたけど、紐ではないにせよ、組みひもみたい?
糸を組んで行くという風に見えます。
それにしても、平織4目?に何度手を動かすものなんだか(;'∀')
私も作業としては「組む」のほうがぴったりしていると思うんですが、”ボビンレースを組む”で検索しても1つも当たらなかったんですよ…
日本の伝統じゃないので、うまい訳語が見つからなかったのかなあ。
この平織4目?を織るのはベテランさんだったら一瞬ですよね、きっと。それでも塵も積もれば何とやら…ベテランさんが、あんなにも速く手を動かすにもかかわらず、ボビンレースを織りあげるのには時間がかかるというのもすごくよく分かる気がしません?
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