糸に撚りがかかったり、逆に撚りがとけたりしないように巻きますから、手で巻くのはなかなか大変なのですよね。必要なボビンの数がすごく多いこともあるし。
くうっけりはまだ、ボビンに糸を巻くコツをつかめていませんし、必要な糸の長さの見当をどうつけるべきなのかもわかっていません。ただ、糸を巻く方法について、フィンランドの方がアップした、なかなかいい動画を見つけました。3つご紹介します。
補助糸を使って糸を巻く
この動画を初めて見たときには、感動しました。システムとしてはとても単純です。でもこんな方法、なかなか思いつかないですよ。
解説はフィンランド語ですが、動画を見れば何となく分かるのでは?
多少解説します。
補助糸(例えばタコ糸)の一方を、机の脚など、しっかりした場所に結び付けて固定します。もう一方の端には輪を作って、それを左手の指にかけます。
レース用の糸を最初に何周か巻いて、糸端をボビンに固定した後、ボビンの柄の部分に補助糸が一周するようにボビンをセット。
ボビンを向こうへ移動させるときにはボビンが回転しないようにしっかりと持ち、こっちに移動させるときには、ボビンが自由に回転するように軽く持ちます。
ボビンに巻く糸の長さがそれほどでもない時には、特別な道具を使うよりも、この方法のほうが手軽でいいかも。
小管巻に補助具を取り付けて糸を巻く
小管巻に取り付けて使う、ボビンレース用ボビンのための補助具があります。
こちらはボビンを取り付ける側。
反対側は、真ん中に穴が1つあいているだけ。この穴に小管巻の先を入れて使います。
具体的には、こちらの動画を見てください。動画のものはうちの補助具よりかなり年季が入っているようですが、上の写真にあるのと同じタイプのものです。
ちなみに、動画でボビンが2本登場しているのは、ボビンレース用のボビンはペアで取り扱うから。
紡ぎ車を使って糸を巻く
以前の記事(ラウマのボビンレース)で紹介した、ラウマのボビンレースに関する古いドキュメンタリー映画の一部から、ボビンの巻き方についてだけとりあげて編集したらしき動画です。
紡ぎ車の吸い込み口のところにとりつけられた小さなお椀状の部品にボビンを押し付けて固定し、ボビンに糸を巻いています。
こんなふうに紡ぎ車で巻くというのも便利そう。そういえば、織用の小管も昔は紡ぎ車で巻いていたようですよ。
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