確かにこの糸、Raita(縞)という名にふさわしい…
重さは 94g。平置きでの大きさは約22㎝(足サイズ24㎝に合う大きさ)です。
それにしてもこの色の組み合わせ、自分では絶対に選びそうにない…
製作メモ
このような靴下を編むときには、特に先に計画を立てたりはしていません。でも、作りながら、あるいは作った後に、製作メモをノートには残しています。ただ、それがちょっと見返しにくい…
そこで、ブログのほうにも、製作の記録を今までよりも詳しく残しておくことにしました。ブログだったら写真付きで残せますしね。
使用糸・使用針・ゲージ
全体を多色染めの糸だけにすると、かかとの部分と目数がぐんと減るつま先部分は、縞の出方が他の部分とは違うだろうということは想像できます。そこで、かかととつま先、ついでに履き口部分は、オレンジの別糸を使うことにしました。このオレンジの糸は、タマネギの皮とアカヒダササタケを使って染めたものです。(関連記事 タマネギの皮とアカヒダササタケで毛糸を染める)
いずれも NOVITA社の 7 veljestä(7人の兄弟)という糸。太目(約300m/150g) の混紡糸(羊毛75%・ポリアミド25%)です。
編み針は日本の4号棒針(3.3㎜)。
ゲージは10㎝四方で、約23目32段。(完成した靴下から算出)
この靴下を編むのに消費した糸の量は、多色染めの糸が63g、オレンジの糸は32gでした。
編み始め
オレンジの糸で一目ゴム編みの作り目を52目。13目ずつ4本の針に分けて、一目ゴム編みを10段ほど(3㎝ちょっと)編みました。ゴム編みの表目だけねじり目です。
足首部分
ゴム編みの後は、多色染めの糸に変えてひたすらメリヤス編み。長さは、足に実際にはめてみながら決めました。ちょうどオレンジの縞に変わるあたりでかかとに切り替えるのが色彩的にちょうどいいんじゃないかと思ったので、ここでストップ。メリヤス編みは結果的に約8㎝。
かかと
4本の棒針のうち2本は休ませて、残りの26目でかかとの後ろ側にあたる部分を26段(目数と同じ段数)平らに編みました。
表目を編むときには、滑り目・表目・滑り目・表目…
裏目を編むときには最初だけ滑り目で、あとは全部普通に裏目編み。
このあと、26目のうち中央の8目だけが残るように、中央8目の両側を毎段1目ずつ減らしました。それでかかと部分が完成。
そうそう、くうっけりは本来の同時編みは好みません。でも、左右の靴下並行してに編み進めるというのは、確かに便利なんですよね。そこでくうっけりの場合は、2組の針を使って、同時編みではなく「ほぼ」同時編み(??)で靴下を編んでいます。
かかとからの拾い目とそのあとの減目
かかとの減らし目をして最終的に残った8目を2本の棒針に分け、それぞれ、かかと部分の横から拾い目(15目)をして、休んでいた針も仲間に入れて、再びぐるりとメリヤス編み。この時のかかと側の2本の針にある目数は、それぞれ19目。
19目が13目になるまで、徐々に減目。
今回は、減目ー減目無し1段ー減目ー減目無し2段ー減目ー減目無し3段…という減らし方で。
13目まで減ったら、あとはひたすらメリヤス編み。履いてみて足の小指が隠れるぐらい、かつ、オレンジの縞に入れ替わるあたりで、多色染めの糸をオレンジの糸に変えました。
つま先
フィンランドでよく見かける減目法に "sädekavennus" (「放射状減目」…直訳ではないでけれど)とよばれているものがあります。今回はその方法で減目。最後に目数が少なくなったところで(今回は12目)、全部の目に糸を通して絞って綴じました。
次作に向けて
この、7 veljestä の Raita という糸を使って普通に靴下を編むと、均等な3段前後の縞模様になることが分かりました。おそらく他の色の糸でも同じような縞模様にになるのでしょう。
まっすぐな縞々が続くだけじゃなんとなくつまらないので、次は縞ラインがシクサクするようなパターンを探してみることにします。そんな靴下をどこかで見た記憶があるので、きっと見つかるはず…
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2 件のコメント:
さっそくお目見えですね(*^^*)
確かにこれまでとはページの景色が違います(笑)
ご自分のための記録なのでしょうけど、ちゃんと靴下レシピになってますよね。
かかとの滑り目編みとか、色糸の切り替えタイミングとか、わかりやすいです。
さて、次はどんな色合いでしょうか♪
あ、やっぱり?
ページが今までより明るくなったかしら。
せっかくブログにアップするので、説明は不十分でも少しはどなたかの参考になればいいなとは思っているのです。わかりやすいと言っていただけるなんて、とっても嬉しい♥
次はもっとカラフルな糸を使いますよ。お楽しみに。
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