手織り・染色・手紡ぎ等々、手仕事の記録です。フィンランドでのものづくりについても紹介しています。フィンランド発信。

【棒針編み】靴下28号~イギリスゴム編みもどきで~

段染め糸の縞々が、あまり目立たないようにと編んでみたのがこの靴下。引き上げた地色の目が縞々を適度に隠してくれるんじゃないかと思ったのですが…

手編みの靴下全体

でもやっぱり縞々は目立たなくならない。単に不気味?!な靴下になっただけ…

靴下を履いた様子

靴下の重さは97g。かかとからつま先までは、平置きで約23㎝です。

製作メモ

使用糸・使用針・ゲージ

靴下を編むために使用した糸

段染めの糸はフィンランド Novita社の 7 veljestä という糸の Raita(縞)シリーズの糸。約300m/150g で、素材は羊毛75%・ポリアミド25%。30g使用。

もう一方は、ナナカマドの枝で染めた糸(関連 ナナカマドの枝で染める)。太さと素材は段染めの糸と同じです。69g使用。

編み針は日本の4号棒針(3.3㎜)。
ゲージは10㎝四方で、メリヤス編み約22目34段。(完成した靴下から算出)

履き口

作り目は52目。地色で一目ゴム編みです。ただし、表目はねじり目にしています。

靴下の履き口

脚部分

イギリスゴム編み「もどき」です。かけ目や引き上げ編みは、表目だけ。それもねじり目。履き口のゴム編みから自然につながって見えるようにしたかったので。

表から見て裏目になっている目は、かけ目も引き上げもせず、毎段普通に編んでいます。だからイギリス編みじゃなくて、単なる「もどき」というわけ。

イギリスゴム編みじゃないから、裏(写真左)と表(写真右)の表情もだいぶ違います。

靴下の脚部

かかと・足

かかとの後ろ側にあたる部分は、脚部分とほぼ同じステッチです。一段ごとに糸を替えて編んだ足部との違いは、毎段同じ糸で編んだということ。余分な糸のかけ目がない分、足部よりはやや薄め。

靴下のかかと

かかとの形は、今回も、フレンチヒールといわれるものに。今までに編んだことのあるかかとの中で、この形が一番よく足にフィットする気がするのですよ。それで最近は、このタイプのかかとを編むことが多くなっているのです。

足部は、上側が脚部と同じイギリスゴム編みもどき。下側はメリヤス編みです。

つま先

靴下のつま先

これも、このところ度々使っているお気に入りの方法。8か所で減目しながら編み進み、8目残ったところで、編み目に糸を通して絞って綴じる、というものです。

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@tapionokuni