先日、ハンドクラフトフェアへ行ってきました。
近くに織りの道具を売っているお店がないので、夫の冷たい視線を横目に、ここぞとばかりにまとめ買いしてしまいました。
こちらの写真は織りの道具ではなく、紡ぎの道具です。
辞書には「糸巻棒」とありましたが、実際には糸ではなく繊維のほうを取り付けるもので、形も「棒」というよりは「板」ですね。
これに亜麻の繊維をリボンなどで軽く縛りつけ、糸車に取り付けて、そこから繊維を引き出しながら糸を紡ぐのです。
その昔、男の人はこういうものを婚約者に贈ったそうです。
手仕事が上手であることを示すために、きれいに彫刻をほどこして。
今はもちろんそんな習慣はありませんし、これが実用品として使われることもほとんどないと思います。(実際、使うために買うんだと言ったらひどく驚かれました)
でも、よく壁などに飾ってあるのは見かけます。 私の買ったこの糸巻棒の裏にも、壁に掛けるための穴が空いていました。
数年前に手に入れた亜麻の繊維・・・
いまだに繊維のまま屋根裏にしまいこんであるのです。
今年こそは糸にできるといいのですが。
散歩にて
1 日前
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