手織り・染色・手紡ぎ等々、手仕事の記録です。フィンランドでのものづくりについても紹介しています。フィンランド発信。

棒針

手袋や靴下を編むときには、短い5本針を使っています。

もう何年も前、初めて靴下を編もうと思ったとき、手元に編み針がなくて、 フィンランドの店頭で見つけた編み針を買いました。 それは金属製。


こちらで一番手に入りやすいのはこのタイプですし、 慣れればどうってことないのかと思いますが、 あまりにも滑りやすいのと、棒がぶつかる音がカチャカチャと耳障りで、 いまだにどうしても好きにはなれません。

竹製の編み針も見つからないことはないのですが、 どこの店にでもあるというわけでもなく、 お値段のほうもかなり高価だったりするので、 その後は帰国したときに日本で買ってきていました。

この間、どうしても輪針が欲しくなり、近々帰国の予定もなかったので、 値段には目をつぶることにして、こちらで竹製のものを買うことに。 近くの街に、日本製の編み棒を売っている店があるのを知っていたので、 欲しい針の号数(もちろん日本式)を頭に入れて、その店に直行しました。 日本製の針だから日本式の号数も書かれているだろうと思ってたんですよ。 でも、甘かった…


考えてみれば、 海外にたくさん輸出をしているような大メーカーさんだったら、 輸出用を海外仕様にしているのは当然ですよね。

ちなみにフィンランドでは、針の太さは単純に針の直径で表されていて、 針の太さの違いは、0.5ミリ間隔になっています。 3ミリの次は3.5ミリ、次は4ミリというように。 この間隔も、日本とは違います。

3号針の太さが3ミリだというのはかすかに記憶にあったので、 しばらく考えた末、一番欲しかった号数とは違いましたが、 日本式号数の針と使い合わせられるよう、結局それを買ってきたのでした。

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@tapionokuni