手織り・染色・手紡ぎ等々、手仕事の記録です。フィンランドでのものづくりについても紹介しています。フィンランド発信。

【棒針編み】靴下29号~トマトヒールを試す~

靴下29号は、上から見ると普通の縞々靴下。(左右の縞々が微妙にずれているのは、ご愛嬌ということで…)

両足に履いた手編み靴下

でも、側面から見ると、かかとの部分がいつもとちょっと違う感じ。

手編みの靴下を平置き

「トマトヒール」と名付けられたかかとの編み方があることを知り、今回初めてその方法で編んでみたのでした。

完成した靴下の爪先からかかとまでの長さは約25㎝、重さは98gです。

製作メモ


使用糸・使用針・ゲージ


NOVITA社の 7 veljestä(7人の兄弟)の Raita(縞)。太さは約300m/150gで、素材は、羊毛75%・ポリアミド25%。靴下23号で使用したのと同じ糸です。


編み針は日本の4号棒針(3.3㎜)。
ゲージは10㎝四方で、メリヤス編み約23目34段。

履き口・脚


手編みの靴下の履き口(一目ゴム編み)

作り目56目。今回は今までに使ったことのない方法で作り目。その作り目の名前を知らないし、言葉で説明するのも難しいので、ここでは具体的には書きません。

写真のように、あんまり美しい作りにはならなかったけれど(単に腕の問題だと思われます)、伸縮性のある作り目なのだということは分かりました。簡単な方法なので、これからも時折に使ってみようと思います。

脚部は一目ゴム編み。表目はねじり目にしています。くうっけりが一目ゴム編みを普通に編むと全然きれいじゃないんです😢 それでつい、表目だけをねじり目にする方法に逃げてしまうわけ。そのほうがきれいに見えるので。

かかと


「トマトヒール」は、この動画を参考に編みました。


くうっけりの編んだこれの引き返し編み部(?)は、2か所半。ライン模様で分かるかと思います。

手編みの靴下のかかと(トマトヒール)

実際に履いてみると、かかとはこんな感じにフィットしました。

手編みの靴下を履く

足・つま先


足上部は一目ゴム編み、あとはメリヤス編み。ゴム編み部は全体の3分の1だけ。ちょっとアンバランスだったかな。

つま先はいつものように、フィンランドでよく使われている減目法を使っています。

手編みの靴下のつま先

*****

トマトヒールは難しくないし、マチのないタイプの他の靴下よりもかかとのあたりのたっぷり感があって履きやすい気がします。

ただ、靴下を基本的に5本針で編んでいるくうっけりには、ちょっと編みにくかったかな。目数の分け方の関係で。慣れればどうってことないのかもしれませんけどね。

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2 件のコメント:

落葉松 さんのコメント...

履いた時に、かかとの編み地に少し無理がかかってるみたいですね。

個人的な好みとしては27号のかかとが好きです(^_^)

Kuukkeli (くうっけり) さんのコメント...

落葉松さん

う~ん、確かにそうかも。

私も、今まで編んだかかとの中では、27号タイプのもの(フレンチヒールというらしい)が一番気に入っています。

@tapionokuni