フィンランドにもやっと夏が訪れ、庭の雑草が育つのが早いことといったらありません。とにかくとにかく雑草がいっぱいあるので(日ごろマメに草取りをしていない…)、少し染色に使ってみようかと思い立ちました。
フィンランド語で一般に suolaheinä と呼ばれる草(スイバ属の草)。
そして、peltokorte(スギナ)。
この2つをそれぞれグツグツと煮て、2種類の染色液を取りました。
この2つの植物を選んだのは、庭に生い茂っていたからというのがもちろん大きな理由です。
でももうひとつの理由が、これらの植物には、それ自体に媒染剤の働きをする成分が含まれているって聞いたことがあるから。それで、媒染剤無しで毛糸の染色をしてみようと思ったのです。
それぞれの染色液で媒染無しで染めたら、どちらも同じような、かなり淡い黄色に染まりました。でも、あまりに淡い色だったので、染色後、結局ミョウバンで媒染してみたのでした。
実際には写真の色合いよりももっと淡い色…。
そこで、新たに染色液を作って、もう一度染めることに。
2度目の染めに使ったのはスギナのみ。炭酸ナトリウム(フィンランドでは kidesooda という名で、普通のスーパーとかで売ってます)少し入れて煮出すと、1度目のものよりも濃い染色液を得ることができました。
そして、染め上がった糸がこちらです。
右手の糸は、硫酸鉄での後媒染を試したものですが、媒染剤を入れすぎたみたい。
☀️ -5℃
3 時間前
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