この木製キノコ、飾り物ではなく、某手作業をするときの道具なんです。で、購入前に店員さんに、「これ○○のときに使うものですよね。」と一応確認すると「そうですよ。」とのこと。そんな会話を耳にした、たまたま近くにいた老婦人が、「私もこの道具、2種類持っているんですよ。これはどっちのタイプかしら。ちょっと見ていい?」と。そして、キノコをカサとアシに分解してしまったのでした。
そして彼女が見せてくれたのは、アシの部分にある穴。感動です! 彼女に言われなければ、キノコが分解できることも、足の部分に空洞があることも、多分ずっと気づかなかったに違いありません。
穴が開いているのには理由があって、これを使うときには必ず使うもうひとつの道具を入れるためなんです。よく考えられているものだと感心しました。
穴はなかなか深くあいているようで、この比較的大きめのとじ針もすっぽりと入りました。
このキノコ型の道具、昔から使われているもので、知っている人にとってはおなじみのもの。でも、フィンランド人でも知らない人は結構いるようです。
フィンランドだけではなく、ヨーロッパのあちこちでも使われているんだと思います。ドイツのメーカーさんのキノコもネットで見つけましたしね。くうっけりが買ったのは、フィンランドの職人さんが白樺を素材に作ったもの。
何の道具かというのはまたのちの機会に。
2 件のコメント:
こんばんは。 これってもしかしたら 靴下を繕うための道具ですか?!
どこかでみたことあるような.....
ピンポーン!!! さすがです。まったくそのとおり!!
私はフィンランドに来るまで、こんな道具があることさえ知らなかったんですよ。
フィンランドでは今でも、手編みの靴下を使う人が多いので、木製キノコがまだ実用品として健在なのかもしれませんね。
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