手織り・染色・手紡ぎ等々、手仕事の記録です。フィンランドでのものづくりについても紹介しています。フィンランド発信。

【針編み(ノールビンドニング)】垢こすり 第二弾

前回、針編み(← くうっけりが勝手にそう呼んでいる。他国語では nalbinding, neulakinnas:ネウラキンナス, nålbindning:ノールビンドニング etc.)で垢こすりを作りました。

その後、まだジュートが残っていたので再び垢こすりを作ることに。

また同じものを同じように作るのはつまらない気がしたので、今回は袋状ではなく帯状にしてみました。背中にわたらせてゴシゴシできるといいかなあ…と思ったからです。

完成品はこちらです。



帯状ですが、ぐるっとつながった輪になっています。

輪状にした理由は2つ。

まず、針編みの技法だと、一枚の細長い布状に編むよりもこうして輪にしたほうが簡単で編みやすいということ。そして、もう一つは使用上の理由。背中に渡してゴシゴシするときに、輪状であれば、手で握り締める必要がないということ。輪に手を引っ掛ければいいわけですから。

サイズは、輪の一周が約180cm、帯状の巾は6cmほどです。本当はもう少し太くしたかったのですが、このジュートの糸(紐?)がこれしかなかったのです。

編み目と使用糸です。

まずは表目。


そして裏目。


前回とほぼ同じように見えますが、微妙に違うステッチです。前回作った垢こすりよりも、ちょっと薄地になるように作りたかったのです。ですから、糸の重なりがちょっぴり少なくなるようなステッチを選びました。ということで、今回使ったステッチは、UOO/UUOO F1 です。

早速使ってみました。使い心地はまあまあというところでしょうか。背中をこするのには便利だったし、使い心地もよかったのです。でも、それ以外の時には少し扱いにくかったというのが実感です。改良の余地がたくさんありそう…

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@tapionokuni