手織り・染色・手紡ぎ等々、手仕事の記録です。フィンランドでのものづくりについても紹介しています。フィンランド発信。

【草木染め】ルバーブの茎で・ルバーブの葉で

しばらく前…ルバーブにつぼみが付いていたころの話になります。

ルバーブの花茎は太くて長い。だから、それなりに重量もあります。

ルバーブの葉が媒染剤になるのなら、茎も同じように使えるんじゃないかと試してみました。大きい茎を捨てるのがもったいなかったし。

同じころ、大きな葉っぱもまた収穫できたので、葉っぱでも再び染色兼媒染をしました。

どちらの場合も、糸の重さの約4倍のルバーブを使いました。糸は、羊毛75%、ポリアミド25%の混紡糸。

左上:ルバーブの茎で
右下:ルバーブの葉で

ルバーブの葉で染色(媒染)をするときに、ついでに在庫の先媒染した糸の切れ端もついでに入れて、発色の違いも比べてみることに。

①先媒染なし(羊毛75% ポリアミド25%)
②先媒染 Al(羊毛75% ポリアミド25%)
③先媒染 Sn(羊毛100%)
④先媒染 Cu(羊毛100%)
それにしても、錫媒染(③)だと何とも鮮やかな色が出るものですね。今はもう錫媒染も銅媒染もしないことにしているので、こうして鮮やかな色が出ると分かっても、活用することはないでしょうけれど。

ところで、ルバーブで媒染の働きをする成分は、シュウ酸なんだそうです。そして、葉っぱには茎よりもずっと多くのシュウ酸が含まれているらしい。…ということは、茎で媒染したのは、葉で処理したものよりも媒染効果は少ないのかな?

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@tapionokuni