手織り・染色・手紡ぎ等々、手仕事の記録です。フィンランドでのものづくりについても紹介しています。フィンランド発信。

【草木染め】ルバーブの媒染効果をイラクサ染めで試す

ルバーブで媒染(染色?)した糸が、どのように染まるかを試してみました。

今の時期は、庭にも雑草がたくさん!!
どの草を使ってもそれなりに染まるだろうとは思いますが、今回は使ったのはイラクサです。

イラクサは食用にもなりますが、コンポストの近くなど、土の養分が豊富なところに生えたものは、食べない方がいいという話です。イラクサがちょうどそんな場所にたくさん生えていたので、それらを活用することにしたのです。

集めたのはイラクサの地上部分全体、すなわち茎と葉と両方です。量は糸の重量の約3倍ほどになりました。

水をアルカリ性にしてイラクサを煮出したほうが濃い染色液を得られそうだったので、フィンランドで kidesooda という名称で売られているもの(炭酸ナトリウム?)を少し加えて、アルカリ性にして煮出し、それを中和してから糸を入れて染めました。

染めあがった糸です。

イラクサでの染色
右:ルバーブ1番媒染(染色)
中央:ルバーブ2番媒染(染色)
左:ミョウバン先媒染
色がこれだけ違うのは、媒染によるものというよりも、明らかに染める前の糸の色の違いのせいでしょう。

それぞれの糸を玉にして整理しました。そして集合写真を撮ってみましたが・・・

草木染の微妙な色合いは、くうっけりの腕ではうまく写真に収められません。実際の色に近づけようと、パソコンで多少操作したのが下の写真です。もっとも、くうっけりのスクリーンで近い色に見えるというだけで、スクリーンによっては色合いも変わるでしょうから…色を伝えるのは難しいですね。

左:ルバーブ1番媒染(染色)
中央:ルバーブ2番媒染(染色)
右:ミョウバン先媒染

上はイラクサで染める前、そしてその下が、それぞれの染色後の糸(色合いが違って見えますが、最初の写真の3つの綛の糸と同じもの)です。

ルバーブで処理しただけでもそれなりに染まるものなんですね。面白い!! これでキノコ染めもしてみようかな…

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@tapionokuni