片面綾織の組織を一定の間隔で拾っていくと、朱子織になります。
例えばこの図で縦列を2飛びで拾っていくと、
縦方向に2飛びの朱子織になります。
あるいは、朱子織は綾織の組織を並べ替えたものだと考えることもできます。
そもそも、例えばこんな5枚綾織りのタイアップであれば、
ペダルの踏み順を変えるだけで朱子織になるわけです。
平織・綾織・朱子織が織物の三原組織なのだというのは多くの本に書かれています。単にそう断言している本もあれば、綾織と朱子織の関係を説明している本もある。そして中には、朱子織を原組織とはせずに、綾織の変化組織ととらえている場合もある。
以前の朱子織関係の記事も含めて結局なにが言いたいのかといえば、朱子織の作り方もとらえ方も、説明の仕方も視点も、いろいろあるのだということ。
どれが主流か、ということは言えるかもしれないけれど、どれがより正しいか…なんてことは多分言えないでしょうね。自分なりに理解できればそれでいいのかなと思います。
最後に…
飛び数についての説明がわかりにくいのは、なにも日本の本に限ったことではなさそうですよ。
Satin Countersと題されたPDFページ (http://www.cs.arizona.edu/patterns/weaving/webdocs/mo/D/SatinCounters.pdf) を見て、英語の世界にもちょぴり親近感を覚えました。
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