でも、糸は溜まれど靴下増えず…ということで、糸の在庫が増えてきてしまったので、今度は羊毛を染めてみることに。
靴下用の糸は、気楽に染色することができました。というのも、愛用しているその糸は、フェルト化防止の加工がしてあるから。ドジって、フェルト化させてしまうということはまずなかったわけです。
でも、羊毛はフェルト化しやすいだろうし、フェルト化しちゃったらどうしようもない…とにかくそうならないようにと思いながらの染色でした。
染めたのは、ずうっと前に日本で買ったロムニーのトップ。
最初に媒染を兼ねてルバーブを煮出した液で煮染め。そしてそれをそのまま染色液が冷めるまで置いておきました。
冷めた後はすすがずに軽く脱水だけし、タマネギの皮を煮出した液に入れて、再び煮染め。
液が冷めてからウールを取り出して、すすいで軽く脱水して…
そうやって染めあがったのがこれです。
かなり斑があります。
フェルト化させてしまうということが、とにかく一番怖かったので、染色中は羊毛をほとんど動かさなかったんです。
羊毛だったら斑があっても、カーディングをすれば色が均一になるだろうとも思ったし。
結局、斑があるのも味だろう…なんて、染色後のカーディングはしませんでしたけどね。
気を付けた甲斐あってフェルト化もほとんどしなかったので、斑を気にせずそのまま紡いで、
綛にして撚り止めしました。
タマネギの皮で染めたのは、実は今回が初めて。
どんな色に染まるものなのかと、無媒染と先媒染をした糸の切れ端も一緒に染めてみました。
タマネギの皮での染色 (向かって右から) ルバーブ媒染・染色(ウール100%) 媒染なし(ウール75%ポリアミド25%) ミョウバン先媒染(ウール75%ポリアミド25%) Sn(スズ)先媒染(ウール100%) Cu(銅)先媒染(ウール100%)) |
この羊毛、ルバーブで先に染めないほうが、もっと濃い色に染まったのかなあ。
媒染なしの糸のほうが、ルバーブで処理したものよりも濃く染まっていますよね。素材が違うので、直接比べちゃいけないのかもしれないけど。
ルバーブって、いったいどれぐらい媒染効果があるものなんでしょう? …今回の染色結果を見て、ちょっと疑問に思ったのでした。
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