手織り・染色・手紡ぎ等々、手仕事の記録です。フィンランドでのものづくりについても紹介しています。フィンランド発信。

使い捨て手袋 & ビニールのシート

プラスチックごみが問題視されている今日このごろ。そんな中で恐縮なのですが、最近、織りをするときにも使い捨て手袋 ↓ が便利なことに気づいてしまいました💦


時々、幅出し器の針で指を刺してしまうことがあるのです😥 そして、ちょっと刺しただけでも、たいがい血が出る。少し待てば血は止まるけれど、作業真っ最中だと必ずしも中断する気にはなりません。でもそのままだと糸や布を汚す心配がある。そんなわけで、今までは、とりあえず絆創膏を貼って作業を続けていました。でも、絆創膏って邪魔に感じるんですよねえ。糸が引っかかったりもするし。

少し前、ふと思い立って使い捨ての薄いビニール手袋を使ってみました。これが意外にも大当たり。手袋をしていても作業にはほとんど影響なし。逆に、乾燥して荒れた手の表面全体も手袋で覆われて、細い繊維が手に引っかからないという特典つき。(乾燥肌です。気をつけていても冬場は手が荒れてしまって、素材によっては繊維が手に引っかかる💦)

そうそう、手袋をしたままスマホの操作もできます。指紋認証は流石に無理だけれど。

とはいうものの、薄いとはいえビニール手袋。汗をかくのが難点ですかね。でもまあ、必要なときだけ最小限に使っているだけなので、今は便利さのほうが勝っています。夏の真っ只中にどう感じるかはまだわからないけれど。


ビニールといえば、もう一つ愛用しているものがあります。ビニール袋を切り開いてシートにしたものです。

頼まれ仕事ということもあってこのブログでは紹介しませんが、このところずっと、幅の広い布を織っています。私が普通に座って織ることのできる幅の上限に近い幅💦 フィンランドの機はそれでなくても大きいですから、私の場合、織るときには上半身を機(胸木部分)にくっつけざるを得ません。さらに、杼を投げ入れたりそれを反対側で受け取ったりするときには、幅が広い分、手の長さだけでは足りなくて、上半身も左右に動かすことになる。すると、機にかかっている織りたてほやほやの布の表面が、私の上半身で擦れてしまうことになる…

それを防ぐために、体が当たる部分をビニールシートでカバーしています。これ、別にビニールである必要はないのだけれど、ビニールってつるつるしていて、摩擦が殆どないから使いやすい。透明だからシートの下の布も見えるし。

ただ、ビニールって静電気が起きそうな気がしません?だから私も、普通のビニールは使いません。私が愛用しているシートは特別なビニール。静電気が起きない、とっても重宝なものです。

実はその昔、電子機器を作る工場で働いていたことがあります。電子機器を作るといっても、最初から最後までひとつの工場で作るわけじゃないんですよね。部品はよそから入ってくる。そしてそれらの部品は輸送されてくるものなので、ビニール袋なども活用し、しっかりパッケージされているわけです。

電子機器の部品は静電気が大敵。だから、そのパッケージに使われているビニール袋は、静電気が起きない特別なもの。日常生活ではあまりお目にかかれないビニール袋です!

そのビニール袋を、工場勤務時代に職場から勝手に💦(といってもゴミ箱行きの袋だったから問題ないはず。それに、その工場は今はもうない…)持ち帰ってきたのが、今愛用しているシートとなっています😅 在庫がなくなったらもう手に入れるすべはないのが悲しい…

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@tapionokuni