手織り・染色・手紡ぎ等々、手仕事の記録です。フィンランドでのものづくりについても紹介しています。フィンランド発信。

紡ぐ《KEHRÄTÄ》・縫う《OMMELLA》 etc.

前回(織る《KUTOA》・編む《NEULOA》 etc.)、「織る」とか「編む」とかを意味するフィンランド語をについて書きました(その後写真を数枚挿入したので、よろしければ改めてのぞいてみてください)。

手仕事関係のフィンランド語動詞を今回もいくつかご紹介します。前回と同様、見出しとして挙げているのは辞書に掲載されている形(第一不定詞短形)。また、写真の解説文ではそれぞれ3人称単数形が使われています。

KEHRÄTÄ

「紡ぐ」。

naishenkilö kehrää
(女性が紡ぐ)
画像元:naishenkilö kehrää | Museovirasto | Finna.fi (CC BY 4.0)

ところでこの kehrätä(その三人称単数形が kehrää)という言葉、実は猫🐈とも関係あります。「猫」はフィンランド語で kissa。そして
Kissa kehrää
というと「猫がのどをゴロゴロ鳴らす」という意味になります。猫のゴロゴロいう音が、紡毛機で紡ぐときの音と似ているからみたい。いわれてみれば確かにそんな気がしませんか?

OMMELLA

「縫う」

nainen ompelee ompelukoneella vaateompelimossa
裁縫室で女性がミシンをかける
撮影:Aarne Pietinen Oy, 1939年
画像元:nainen ompelee ompelukoneella vaateompelimossa | Museovirasto | Finna.fi (CC BY 4.0)

KIRJOA

「刺繍を刺す」。

PUNOA

「撚る」「撚り合わせる」「組む」「編む」

Maria Keskitalo punoo juuriköyttä
マリア・ケスキタロさんが根っこでロープを作る
撮影:Samuli Paulaharju, 1921年
画像元:Maria Keskitalo punoo juuriköyttä | Museovirasto | Finna.fi (CC BY 4.0)



繊維や糸を使った手仕事に関する言葉は他にもいろいろありそうだけれど、とりあえずこんなもんかなあ…。

動詞ってなんか難しいです。日本語とフィンランド語とでは、それぞれの言葉が表す意味の範疇が必ずしもイコールじゃない気がするし。フィン語 - 手仕事雑記帳 のほうでは、名詞だけを扱うことにしたほうがよさげ…🤔

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@tapionokuni