手織り・染色・手紡ぎ等々、手仕事の記録です。フィンランドでのものづくりについても紹介しています。フィンランド発信。

フック用の紐を織る

少し前に完成したクジラのタオルは夫に好評でした。でもその後、 「フックにかけるための紐をタオルにつけてくれ!」 という要求。

残念ながら、手元に手ごろな材料はありません。共布を縫ってフック用の紐を作ろうかとも思ったけれど、それでは紐がやたら厚くなってしまう。そこで思いついたのがこれ!


こバンド織り専用の道具です。機でいえば綜絖のようなもの。これでバンドを織ってフック用の紐にしようと思ったのです。 

早速、機に残っていた経糸をバンドの経糸として利用。そして、緯糸もやはりタオルを織ったときの残り糸を利用して織り始めたのですが…


ぜんぜん気に入らない!! 

そこで次の挑戦。経糸を2色にして、経糸が張りやすいよう、機を利用してみました。


これで少し織ってみたけれど


やっぱり気に入らない。そもそもきれいに織れていません。

筬を使わずにきれいに織るのがとっても難しいことを実感したので、結局こうなりました。


綜絖と筬を使って、普通に平織りです。結局これをフック用の紐として使うことにしたのでした。 

 下の写真、左上部が一作目、真ん中二作目、右下が採用決定の三作目です。


こんな細いバンド状のものでさえ筬なしではどうにもならないなんて…。  

バックストラップで織るウィーバーさんたちの技術ってすごいものなんだ、としみじみ思いました。

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@tapionokuni