手織り・染色・手紡ぎ等々、手仕事の記録です。フィンランドでのものづくりについても紹介しています。フィンランド発信。

【織り】2組の綜絖を使うタイアップ~「十分な開口は得られなかった」編 その1~

2の綜絖を使うという話ではなく、2の綜絖を使うという話です。


一般の手織り用の機では、あまり使われることがないタイアップだと思います。見聞きすることさえもあまりないかも…

そこで今回と次回にわたって、十分な開口が得られなかったタイアップについて、具体的に書いてみることにします。織りの組織になじみがないと、分かりにくい話かもしれません。ご了承ください。

再び前回の記事と同じ、ブロックパターンの一部です。ちなみにこのパターンは、昔から知られていたというパターンを基にして、リピート等をちょっとだけアレンジしたものです。


ブロックひとマスに該当する糸の数は、デザインによりいろいろですが、今回は、4本の糸がブロックひとマス分になるようにしました。

図を単純にするために、上のブロック模様のドラフト図で、ピンクで囲んだ部分だけに注目してみます。

ブロックひとマスに4本の糸ということは、すなわち…


ということです。

このタイアップでは、実用的な布にはなりませんが、ブロック模様自体は織り出すことができます。

このタイアップでペダルを踏むと、開口はこんな感じ。


でも、そもそも織りたいのは、この組織なんです。


並べて違いを見てみましょう。



先の状態を基にして、いかに後のような組織を織るか…

そこで、もう一組の綜絖が必要になるのです。

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@tapionokuni