手織り・染色・手紡ぎ等々、手仕事の記録です。フィンランドでのものづくりについても紹介しています。フィンランド発信。

【草木染め】ルバーブで毛糸を染める

今までにも何度か、ルバーブを使って染色をしています。

今回は、ルバーブの葉と花茎の両方を使って染めてみました。


染色メモ

染色の覚え書きです。

ルバーブ

花の茎とルバーブの葉、合わせて2㎏弱を使用。あとになって、茎と葉の重さを別々に量って、割合が確認できるようにしておけば良かった、と思いましたが、そう思った時にはすでにルバーブは鍋の中…

染色液

ルバーブの葉と茎を切り刻んで鍋に入れ、水を加えて加熱。沸騰後1時間ほど煮出し、それを濾して染色液として使いました。

染めたのは前々回・前回と同じ糸。ウール75%・ポリアミド25%の混紡糸、150g。

染色

ルバーブ自体に媒染効果があるということなので、媒染は無し。
約90℃で、1時間ほど染めました。

染めた糸をみて思う…

使ったルバーブの重量は糸の重量の約13倍。にもかかわらず、だいぶ淡い色。葉の割合が少なかったということ?

色合いも、以前染めたとき(関連記事 ルバーブ媒染? ルバーブの茎で・ルバーブの葉で)とはまた違う。以前は茶系に染まったけれど、今回はちょっと緑がかった色。条件が違うので、別の色に染まること自体は不思議じゃないけれど、色合いがこれだけ違ってしまったのは意外でした。

同じ染色液に一緒に入れて染めたサンプル。一番上が、今回綛で染めた糸(最初の写真の糸と同じ)です。


ルバーブには媒染効果があると言われています。でも、ミョウバンで先媒染をした糸(上から2番目)のほうが、ルバーブだけで染めた糸(1番目)より明らかに濃い色。

以前、ルバーブの葉で染めた(媒染した?)糸は、色が重なって濃くなっています。

スズ媒染の糸は、いつものことながら鮮やかな色。


それにしても、ルバーブの媒染効果ってどの程度のものなのでしょう? 未だによく分かりません。

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@tapionokuni