この2枚、ちょっと組織が違います。とはいうものの、織った本人が「違いがある!!」って思っていても、他の人には「どこが?!」ってことありがち。ほら、例えば織り間違いって本人にとってはすごく気になるけど、他の人は気が付かないっていうこともあるじゃないですか。
なにはともあれどうでしょう? 違って見えますか?
何が違うかを具体的に書きますと…
これが下側のタオルの織組織。
実際に織った布の表面。左が水通し前、右が水通し後です。(必ずしも同じ個所ではありません)
ちなみにこの織組織は、裏も表と同じような構造になります。そんなわけで裏の写真は省略。
一方、最初の写真の上側のタオルはというと…
これがその織組織。
これは布の表面。表です。左が水通し前、右が水通し後。(必ずしも同じ個所ではありません)
方眼もようになっていますが、縦のラインよりも横のラインのほうがちょっとだけ目立つ?
こちらは同じ布の裏側。
方眼もようの縦ラインのほうがちょっと目立ってる?
これは、経糸と緯糸の浮きの長さの違いによります。
組織図を見ると分かりますが、表側で一番長く浮いている緯糸は5マス分、でも経糸は3マス分。だから、横のラインが縦よりもややめだつ。
裏はその逆で、緯糸の浮きは3マス分、経糸の浮きは5マス分。だから縦のラインのほうがちょっとめだつことになる。
これらの違い、微妙といえば微妙だけれど。
今回、4枚綜絖5本踏み木のワッフル織りにセッティングして織り始めたけれど、ちょっと魔がさして、4枚綜絖4本踏み木のパターンでも織って違いを比べたくなったのでした。
写真ではよく伝わらないのが残念ですが、5本踏み木ワッフル織りのほうがやはり立体感はあります。触ってみたときの厚みがはっきり違う。もふもふワッフル感を出したいときには、5本踏み木で織ったほうがよさそうです。
ただし、今回織ってみた2枚に限っていえば、くうっけりの好みは4本踏み木のほう。でも夫に聞いたら逆だった…💦 まあ、夫婦なんてそんなもん?!
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