使用したカードは16枚。完成したバンドの幅は、約2.2cm。
経糸は、シルケット加工のコットン8/4。緯糸もシルケット加工のコットンだけれど、経糸よりは細い糸(8/2)。この糸の組み合わせは、前回織ったバンド( カード織り no.9 〜ハーフターン無しで no.8 と同じ模様を織ってみる〜)と同じです。
本を見ながら織ったわけですが、どうやらこれは「ダブルフェイス」といわれる技法らしい。一般によく知られたカード織りでは表と裏の違いが大きいのだけれど、この織り方では表と裏がネガポジ。裏から見てもちゃんと模様になっています。だから、どちらを表にしても使える!
…といいたいところだけれど、模様によっては表と裏の違いがはっきりしている場合も。例えば下の写真。表(左)と右(裏)を見比べてみると…
模様の輪郭線が微妙に違いますよね。表として織った左のほうが輪郭がなだらか。逆に裏はギザギザしています。デザインによってはそのへんをちゃんと意識して織らないといけないようです。
この「ダブルフェイス」を織っていて感じた、今までとの大きな違いはもう一つ。緯糸の見え方です。今まで織ったことがあったカード織りでは、緯糸が殆ど見えませんでした。でも、この織り方だと緯糸が見えちゃう。
緯糸が目立たない方がいいのかな…と途中で思い立ち、一部、経糸と同じ糸を緯糸に使ってみました(写真右部)。でも…
経糸と同じ太さの糸で織ると、模様が伸びてしまいます。それで結局は、このお試し部分のあとはまた、それまで使っていた、経糸より細い緯糸を使ったのでした。
今回の反省点は、色の組み合わせを十分に考えなかったこと。次に「ダブルフェイス」に挑戦するときは、もう少しよく考えて色を選択しなきゃ。
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