手織り・染色・手紡ぎ等々、手仕事の記録です。フィンランドでのものづくりについても紹介しています。フィンランド発信。

カード織り no.9 〜ハーフターン無しで no.8 と同じ模様を織ってみる〜

21枚のカードを使って織ったバンドです。幅は約3.2cm。


今回使った経糸も、夫がお土産として買ってきてくれた、シルケット加工のコットン 8/4。

緯糸もシルケット加工のコットン、でも経糸よりは細い糸( 8/2)。手織り用の糸として手元にあったものです。

模様は前回 no.8 と同じ。でも、今回はハーフターンなしで織っています。


ハーフターンを使うのと使わないのとでは、どれだけ模様に違いが現れるのか?もともとはそれが知りたかったわけなのだけれど、気分転換に全然違う色の糸を使ってしまった…😓 これだけ色が違うと、模様の違いよりも色による雰囲気の違いに目が行ってしまいますよねえ。


そこで画像を加工してみました。これなら色に影響されずに比較できるだろうと。


こうしてみると、ハーフターンを使う(写真上)ことには意義があるのが分かる。だから本にもその織り方でパターン図が描かれているのでしょうし。…でもほら、実際に試してみたくなるのが人情じゃないですか(それとも単なるへそ曲がり?)

それから、こうして比べてみるとよく分かるのは、模様の幅と長さの割合が2本のバンドでは全然違うということ。これはハーフターンのせいとかじゃなくて、おそらく織り方の問題。

no.8(写真上)はチューブ状の耳にしたので、緯糸の引き加減がいまいちわからず、全体に緯糸を引きすぎています。そうすると模様の幅がせまくなるのに加えて、どうやら、緯糸が十分に打ち込めなくて緯糸の密度が粗くなるみたい。

一方 no.9 は、チューブ状じゃなくて普通の耳。緯糸を引きすぎていないから、幅も必要以上にせまくならなかったし、no.8 よりも密に緯糸を織り込むことができたのだと思います。

ところでこのバンド、織り始めたばかりの時点でなんだか気に入らなくて、模様の組み合わせを少し変えてみたり、ちょっとだけアレンジしてみたりしたのだけれど…


どれもこれもやっぱりいまいち気に入らなくて、最終的にはもともとの模様(写真右下)に落ち着いて最後まで織ったのでした。

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こちらが同じ模様でハーフターンありのもの。


ここでもハーフターンありとなしの比較をしています。


今回も経糸はこの糸の中から。



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@tapionokuni