久しぶりにこの秋カード織りをし始めてから、今回のは8本目、no.8です。使ったカードは23枚。幅は2.8〜3.1cm…織り幅が部分部分でかなり違ってしまいました😢
経糸は夫からのお土産の糸から、この3色。シルケット加工のコットン 8/4。
緯糸はえんじ色のシルケット加工のコットン 8/2。
パターンは本に載っていたもの。近くで見るとこんなです。カード織りあるある…で、表と裏じゃ大きな違い。
ところでこのパターンには、一般にはあまり使われていない技法が2つ含まれています。
ひとつはハーフターン。通常はカードを4分の1回転させるのですが、このパターンでは、一部、2分の1回転させている箇所があります。
そしてもう一つの技法が tubular selvage というやつ。耳がチューブ状…というか、そこだけ袋織りっぽくなっている。
ちなみに、このカード織りの耳の部分には、それぞれ3枚のカードを使っています。一番内側(模様に近い方)のカードにはえんじ色の糸、次のカードには黒、そして一番外側のカードには白の糸を通して織りました。普通に織れば、表から見ても裏から見ても、耳のところはその順番で色が並ぶはず。
でも、上の写真を見ると、表から見たときの耳には白が見えません。逆に裏から見たときには、白ははっきり見えるけれど、えんじは見えない。
で、横から見ると…
この織り方のメリットは、耳の部分が強くなること。また、通常は側面に見える緯糸が、この織り方だとしっかり隠れるということ。
ただ、実際に織ってみると、緯糸の引き加減が難しい。いつも以上に幅がそろわなかったのはそのせいもあります。慣れてコツがつかめれば、もう少しきれいに織れるようになる…と思う。
ハーフターン(half turn)とチューブ状の耳(tubular selvages)の織り方を紹介している動画を埋め込んでおきます。フィンランドの方がアップしたもののようですが、言葉がわからなくても大丈夫。言葉はもともと入っていません😊
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パターンはこの本から。
経糸に使ったのは…
以前にも一度、半回転を使ったカード織りをしています。
参考
『Omenaisia ja revonneniä -Suomalaisia lautanauhoja-』の著者の1人である Mervi Pasanen さんのサイト Swan River Crafts – Keskiaikaisia käsitöitä – Medieval crafts から、半回転とチューブ状の耳について書かれているページです。
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