手織り・染色・手紡ぎ等々、手仕事の記録です。フィンランドでのものづくりについても紹介しています。フィンランド発信。

バンド織り用シャトルの穴の謎

このところカード織りにはまっております。で、そのときに使っているシャトルがこれ。5年前のVävメッセで購入したもの。


これ、小さな穴が開いているじゃないですか。購入したときには、こんなふうにバンド織り用の綜絖に取り付けてありました。


だから、この穴がシャトルを使うときのためのものだとは特に考えもせず、しばらくはこの穴を無視してシャトルを使っていたのです。


ただ、この状態で使うと自然にシャトルから糸が解けてきちゃうんですよ。

そしてある時、何気なくインターネットの画像を見ていて気がついた!シャトルに糸を巻いたあと、糸端を小さな穴から出して使うのですね。穴はそのためのものだった!!


穴を通すと通さないのでは、使い心地に大きな違いがありました。穴に通すことで、糸が勝手に解けてくることがなくなります。だから作業もしやすい。

このシャトルはちょっと独特の形だけれど、おそらく普通の板状のシャトルでも同じじゃないかな。糸を巻いたあと最後に穴を通せば、シャトルをぶら下げた状態でも巻いた糸が勝手に解けていくことはないと思います。

機織りのときにはシャトルを布の上におけるから問題ないけれど、バンド織りのときにはそうはいかない。だから、バンド織り用のシャトルには穴が開いているのね、と納得したのだけれど…

バンド織り用のシャトルを画像検索してみたら、穴が開いているのはほとんどない。なんでだろ?わざわざ穴を通さなくても勝手に解けてこない、何か別の巻き方のコツがある???

…と思っていたところ、少なくともくうっけりが使っているタイプのシャトルの場合は必ずしも穴は必要ないことが判明。シャトルに糸を巻いたら、最後の糸端をシャトルの向こう側に通せばシャトルから勝手に糸が解けていくことはない…たまたま目にした動画で知りました。


尚、この方法は網針タイプのシャトルでも使えるようです。

ちなみにこちら↓が網針。織りでも使ってたりしますよね、このタイプのシャトル。


穴に通すとか糸を反対側に出すとか、言われてみればとっても単純なことなのに、自分では全く気づけなかった…😢 インターネットさまさまです。

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@tapionokuni