3目ゴム編みをひたすら編んで、このくらいの長さでいいかな?というところで、実際に足も入れてみて、満足したところでゴム編み部分は終了です。
編んでいる途中でも、実際に足を入れて大きさをチェックできるというのは、2本の輪針で編んでいるからこそですね。棒針で編んでいるときには、なかなかそうはいきませんもの。
ゴム編み部分の長さは、好みでいろいろかと思います。今回の靴下は、平らに置いた状態で11cmでした。数えてみたら51段ありました。
ゴム編み部分を終了したところで、すぐにかかと部分に入ります。
かかとの編み方というのもいろいろあります。くうっけりが使うのは、フィンランドで一般に使われている編み方。
ゴム編み終了後、半分の目は休ませます。そして残り半分の目を使って、平らに編んでいきます。裏から見たほうが分かりやすいかと思うので、この写真。
作り目は72目でしたから、36目を一本の輪針に通したまま休ませて、もう一本にある36目を使って、平面に編んでいます。
普通にメリヤス編みでもいいのですが、この部分をちょっと補強したいときには、編み方を多少変えます。
具体的には…
表目を編むときは、最初はすべり目、次の目は普通に表目で編み、3つ目はすべり目、4つ目は表目、5つ目はすべり目、6つ目は表目…と、すべり目と表目を一目ずつ交互に繰り返します。
編地を返して裏側から編むときには、最初だけがすべり目で、後は普通に裏目で編みます。
外見的には、メリヤス編みとさほど変わらないかと思います。
裏から見るとこんな感じで(手前にあるのがこの方法で編んだもの、比較のために背後に普通のメリヤス編みの地を置いてみました)
フィンランドでは「補強したかかと」としてこの編み方が紹介されていますし、実際よく使われているようです。
これで実際、地が強くなるのかどうかは定かではありませんが、地に厚みが出て、しっかりした感じにはなりますね。
いずれにしても、とにかく平面に編んでいきます。
さて、どれだけ編みましょう? 厳密に言えば、足の甲の高さとかも関係しそうだし…
なんて考え出すとよく分からないので、計算もせずにすむ、一番簡単だと思われる目安を参考にしました。「目の数だけの段数を編む」です。
ここでは36目で編んでいますから、36段です。
ですから、この平面に編んだ部分は、ちょっと横長の四角になります。
ここまで編んだところで、次の段階…減らし目をしていきます。
そちらについてはまた次回。
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