手織り・染色・手紡ぎ等々、手仕事の記録です。フィンランドでのものづくりについても紹介しています。フィンランド発信。

靴下 つま先

前回、まちの減らし目がある部分を編みました。

その後は、一周72目をメリヤス編みでただひたすら輪状に編んでいきました。


このあたりで、いつつま先の減らし目を始めるか決めなければなりません。

今回、くうっけりはまじめに計算しました。世の中には、多分もっと簡単な基準があるんじゃないかと思うのですが、知らないので仕方がありません。

この靴下は、一周72目で編んでいます。一周につき4箇所で減目をするつもりなので、まずは72を4等分します。そうすると18となります。いつもは5本組みの針、すなわち目を最初から4等分して編むので、1本の針にかかっている目を数えるだけでことがすみます。

この18目が半分になるまで、すなわち9目になるまで、2段ごとに1回ずつ減らし目をします。9回2段ごとに減目するということは、全部で18段編むことになります。

半分になってからは、2目になるまで毎段減目します。9目から始めて、毎段1目ずつ減目して2目にするので、ここで編むのは7段です。

ということは、減目を始めたところからつま先までは25段編むことになります。これがどれだけの長さになるかというのを、この途中まで編んだ靴下の目を使って測ってみました。取ったゲージをもとに計算するのは面倒だったし…

で、結果的には25段で約5.5cmでした。

くうっけりの靴サイズは、23.5~24cmです。

で、24cmの足が入るようにと考えました。ゆるゆるじゃなくてぴったりサイズにしたかったので、伸びる分を考慮して、2cmほど小さめにすることに。

引き算しなくてすむように(←とことん楽をしようとする魂胆)、こんな感じでメジャー測定。


そして、減目を始めました。

今回、靴下の甲のほうに輪針を1本、底のほうに輪針を1本使ったので、それぞれの輪針の始めのところと終わりのところで減目しました。

両方の針の目を合わせて8目になったところで、編むのは終了。残った8目に糸を通して絞って完成です。

で、つま先部分を横から見るとこんな感じ。


つま先の目の減らし方もいろいろあるんですよね。これはその中の1つに過ぎません。

これで、靴下が片方完成しました。

全体像を見てみましょう。

甲側から…


底の方から…


そして側面…


こうしてみると、ちょっといまいちって気もしますが、一応足にはぴったりなんですよ。


もう一方を編み終わらないと、まだ靴下は完成ではないですね。

靴下とか手袋とか、ペアで作らなければならないものはそれが面倒だったりします。作ること自体はではなく、目の数を合わせて大きさをそろえるというのが面倒だって思っちゃうくうっけり…

輪針を使えば、靴下一足同時に編めるって気づいた人はすごい! くうっけりも次回は、その手でいこうと考えているところです。

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@tapionokuni