ウール75%、ポリアミド25%の混紡。この一玉50gの糸の長さは200m。フィンランドで織りを習ったくうっけりには、糸の太さはtexに換算したほうが感覚的に分かりやすい… で、この糸は250texっていうことになります。
実は、こんな細い糸を使うつもりはなかったのです。ただ、針編みをいろいろ試してみようと思って立ち寄った糸屋さんのディスカウントコーナー(←相変わらずせこい)でこの糸を見つけて、商品名が「Sock wool」だったものですから、太さをよく見ずに購入してしまったのです。
靴下用の糸に太さに固定観念がありすぎて、こんな細い糸だとは思いもしませんでした。ばら売りだったら気づいたのかもしれませんが、ばら売り無し・袋入りだったし…
まったく抜けてます。今始まったことではありませんが。
前書きが長くなりましたが、なにしろそのとき一袋(500グラム)を買い込みましたので、糸はまだまだたくさん残っています。
この段染めの糸で、普通にメリヤス編みをするとどんな感じになるのか興味があったので、試してみました。使った針は、2mmの太さのもの。日本で使われている号数だと、一番近いのは0号ですかね。
せっかく編んだので、5cm四方のゲージを取ってみたところ、17目23段。で、この数字をもとに、普通に作り目をして普通に靴下を編んでみることにしました。
さて、フィンランドでは普通、靴下は上になるほう、すなわち口から編み始めます。そして、こちらでよく見るパターンというのは、足首部分を2目ゴム編みで編んでいるというもの。ただ、今回の使用糸が細いので、3目ゴム編みにしてみたらどうだろうと思い、作り目は6の倍数になるようにしました。
フィンランドで紹介されている一般的な靴下の編み方は、作り目が4の倍数になっていることが多いようです。2目ゴム編みを使うことだけが理由ではなく、5本セットの針を使うので(4本の針に目を分けるので)、目数を数えるときとか減らし目するときとか、4の倍数だとやりやすいからなんじゃないかな…とくうっけりは勝手に推測しております。
ということで、作り目は6と4の公倍数ならばっちりかしら、と72目にしてみました。
ただ今回、針は棒針ではなく輪針を使うことに。以前、2本の輪針を使えば小物も編めるというのを知ったのですが、今まで一度も試したことがなかったので、今回こそは!と思い立った次第です。
普通に作り目をして、それぞれの輪針に36目づつ作り目を分け、あとは輪になるように編んでみました。最初多少まごつきましたが、慣れてくればなかなか爽快です。
そして、ゴム編みをひたすら編んでいます。
ところでくうっけりがちゃんと習ったことのある手仕事は、フィンランドの手織りだけです。それ以外は、本、インターネットなどが頼り。
これから何回か、靴下を編む過程をアップしていくつもりですが、正しいかどうかも分からないし、きちんとしたものができるかどうかも不明ですので、ご了承くださいませ。
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