使ったのは、先月紡いだ糸(関連記事:古い紡ぎ車で)です。
こうして見ると、単色の平織です。(とはいっても、茶と白のウールを混ぜた糸を使っているので、多少の色ムラ有り)
でも、経糸をとある角度から見ると、まるで違う色の経糸を使っているよう。
色の違いは、撚りの向きと光の関係によるもの。ここで白っぽく見えるのがS撚りの経糸、色がついて見えるのがZ撚りの経糸です。
機から下した布の表面です。何かと不揃いさが目立ってちょっと気になりますが、
お湯につけて仕上げをしたら、そんな不揃いさなんてちっぽけな話だわってぐらいに、がたがたぼこぼこ…より不揃いとなりましたとさ。
緯糸の組み合わせを変えたらどうなるかと、何パターンかで試したのが上の写真ですが、ご覧のように、経糸の撚りの向きとの関係がほとんどはっきりしません。単なるぼこぼこ。
そこで、撚りの向きの違う緯糸を組み合わせて織るのはやめて、Z撚りの緯糸のみで織ってみました。
さらに、S撚りの緯糸のみで織ってみると
経糸の撚りの向きが違うと、これだけ表面の様子が変わるのですねえ。
あくまでも試し織のつもりでかけた経糸なのですが、マフラーとして使えるぐらいの長さに1枚だけ織ってみました。
アイロンをかけたあとだけど、右端の角がちょっとカールしてます。この部分の経糸と緯糸は、撚りの向きが違うからですね。以前平織マフラーを織った時とは違って、アイロンをかけてもおさまらないのは、糸の撚りが強めだったからでしょうか。
どうやら布の端になる部分では、撚りの向きが同じ経糸と緯糸を使ったほうがよさそうです。
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