でも、これじゃなんだか分からないかも。いちおう袋状になっていて、中に薄い掛布団が入っています。
最終仕上げに洗濯をした後、アイロンもかけたのだけれど、掛布団入れたらもうしわしわ…。リネン地なので仕方ないですね。
フィンランドで使われる掛布団は、そんなに厚くありません。上の写真にもちゃんと布団が入っていますが、存在感がほとんどないですねえ。
こちらでは、冬でも室内を20℃ぐらいに保っているので、冬でもそれほど厚い掛布団は必要ないです。ちなみにうちでは、夏も冬も、同じ掛布団1枚で寝ています。フィンランドでは、おそらくそれが一般的なんじゃないかと思います。
大人のシングル用の掛布団のサイズは、たいがい 150㎝×200㎝。そして、このスタンダードサイズ用の布団カバーを、フィンランドではいろんなところが売り出しています。
日本の方にもなじみのあるメーカーだと、例えばイケア。
模様もいろいろありまして、幾何学模様やら、花とか鳥とかの具象やら、お馴染みのキャラクターやら…
Finlayson というメーカーさんには、ムーミン柄 だってありますよ。例えば…
いずれにしてもその多くが、コットン素材プリント地。
今回、掛布団カバーを新調することになったとき、プリント地がなんだか嫌になったのです。糸で模様を出している(縞とかチェックとかちょっと変わった組織を使っているとか)のは、ないんですよね。そこで、面白そうな布を探して、自分でカバーを縫おうと思ったわけなんです。
でも結局、面白いどころか何の変哲もないリネン布に落ちついてしまったのは、リネンのシーツ類はすごく使い心地がいいって聞いたことを思い出したから。
ところで、フィンランドで使われている掛布団カバーは、pussilakana(”袋シーツ”の意)と呼ばれています。開き口は全部で3か所ありますが、それ以外は全部縫い合わされていて、まさに袋状だから。構造はとっても簡単です。
へたっぴーな絵ですけどわかりますか? 布を半分に織って(デザインやメーカーによっては、「わ」の部分は二枚の布の縫い合わせ)、開き口以外の部分が縫い合わされているだけなんです。もちろん、必要に応じて布端の始末はしてあります。
布団カバーとして使うときには、まず下の開き口から布団を入れていきます。そして今度は、上の2つの空き口から手を入れて布団の角とカバーの角を合わせます。そのあとは布団がカバーの中全体にいきわたるように整えるだけ。
このカバーのいいところは、ファスナーとか紐とかボタンとか…そんな余分なものが何もないということ。作るのも楽だし管理も楽です。
今のところ、リネンの布団カバーの使い心地は特にいいとは感じられません。でも、リネンは使い込むほどよくなるっていう話。夏ごろにはリネンの良さを感じられるようになるかもしれないと、楽しみにしているところです。
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