手織り・染色・手紡ぎ等々、手仕事の記録です。フィンランドでのものづくりについても紹介しています。フィンランド発信。

オーバーショットのハンドタオル

オーバーショットの布を織ってから( オーバーショット~緯糸変えたり踏み順変えたり~)、そして亜麻糸で紐を織ってから( 亜麻糸で紐を織る)も、だいぶ日がたちました。でもまだ、その後の話をしていませんでしたね。

ということで、こちらがそれらのその後の姿です。ハンドタオルとして使えるように端を処理し、水通しを兼ねて洗濯機で洗ったもの。


亜麻糸で織った紐は、かけ紐として縁に縫い付けてあります。こんなふうに、フックにかけて使えるように。



今回は、水通し(つまり洗濯)前と後の雰囲気や肌触りが、あまりにも違うことに驚きました。

ハンドタオルは、今まで朱子織とか綾織りできっちり織ることの方が多かったんですよね。そういう織りだと、洗った後も結構きっちしりているのです。

でも、今回のオーバーショットは、洗濯後は洗濯前よりも明らかにクテッとなりました。それから、全体に立体感も出ましたね。きっと緯糸の浮きの長さが関係しているのでしょう。


表面の写真です。下の3枚の写真、ともに左は洗濯前、右が洗濯後。色合いはほとんど変わっていないはずなので、左右の色の違いは撮影時の光の違いによるもの。単に、写真撮影の腕がないだけという話も…😢

亜麻糸6番単糸で模様を織り出したもの。

亜麻糸8番単糸2本どりで模様を織り出したもの。

8/2 のコットン2本どりで模様を織り出したもの。

緯糸が長く浮いていると、やっぱり踊り(?!)ますね。模様を織り出す緯糸としてウールのような素材を使うと、模様がふんわりいい感じに浮き出るのかもしれません。

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4 件のコメント:

Takemomo さんのコメント...

ふっくらと膨らんで、とても素敵です。
他に言葉を知らなくてごめんなさいm(_ _)m

リネンのほうが洗い縮みが小さいのでしょうか?
糸によって表情が変わるのはやっぱり楽しいです。

Kuukkeli (くうっけり) さんのコメント...

オーバーショットを実際に織ったのは初めてだったこともあって、洗濯後の姿の変わりようには (*_*) でした。

リネンはもともと伸縮性がないのに加えて、浮いている部分は平織りのように織り込まれていない分、地よりも縮みが少ないので、より踊る(?)のでしょう、きっと。

同じ組織でも、糸の素材や太さ、そして密度によってもいろいろ表情が変わる…織りってほんと面白いですよね。

karamatsu さんのコメント...

地震騒動も荷の重い仕事も一段落しました(⌒∇⌒)

くうっけりさんの織り地画像は、縦横の糸の太さと密度の関係が分かって、とっても勉強になります。
この記事の画像ばかりでなく、時々アップで写ってる織り地画像を見て、この経糸とタビーで、この緯糸でもいいのか!、洗うとこうなるんだー!と目からうろこが落ちます。

一人で織ってるから、他人さんの織り地を見ることが少ないし、密度も結果でしか分からないので、自分で織り始める前に思い出して、緯糸選びの参考にさせてもらってます(⌒∇⌒)

それにしても、オーバーショットをこれまで織ってなかったというのが驚きでした(◎_◎;)

Kuukkeli (くうっけり) さんのコメント...

地震、お仕事…いろいろお疲れさまです♥

これらの写真、私も自分で楽しんでます。面白いですよね、水通しの前と後の表面の違い。
私の選んだ糸の密度や素材は必ずしも最適とは言えないけれど、参考になるればほんとうれしいです。

私も人の織ったものを実際に見る機会がほとんどないので、落葉松さんところも含め、あちことブログにお邪魔して楽しませてもらってます。

オーバーショットって、模様の緯糸の浮きが長くなるじゃないですか。実は浮きが長くなるのはあまり好みではなくて。浮きが長いと摩擦にも弱そうだし、下手すると使っているうちにどっかにひっかけちゃいそうだし。

だから今までは、クヴィカスとか昼夜朱子織のような、浮きがあまり長くならない組織を選んでいたんです。4枚よりも多い綜絖数で織れる機も手元にあるし。

そもそも、私、知ったかぶりで組織の話なんてしてますが、いままで織った数はそれほど多くない(-_-;)
使ったことのある組織もとっても限られてるんです。でも、机上で知ってるだけで一度も織ったことがないものばかり、というのも悲しいので、これからはもうちょっといろいろ試しに織ってみたいな、と思っているところです。

@tapionokuni