手織り・染色・手紡ぎ等々、手仕事の記録です。フィンランドでのものづくりについても紹介しています。フィンランド発信。

オーバーショット織りの組織図からリップス織りの組織図を描く ~後編~

前回( オーバーショット織りの組織図からリップス織りの組織図を描く ~前編~)の続きです。

前回、ここまで描きました。


ここに描かれているのは、模様を織り出す経糸のみ。でもリップス織ではもう一組の経糸が必要。そこで、それらの経糸と綜絖通し順を描きこんでいきます。

綜絖通し順

上の図のそれぞれの赤い経糸の左隣に1本ずつ経糸を挿入。ここではグレーで表します。


綜絖通し順も描き入れます。グレーの経糸の動きが右の赤い糸のものとは逆になるように。具体的には、赤い糸が1番の綜絖だったらグレーは3番、2番だったら4番、3番だったら1番、4番だったら2番となります。


そうやって描きこんでいったのがこれ ↓


もっとも、実際にはこの綜絖通し順、わざわざ描かなくても大丈夫です。というか、こうやって描いてあると、逆に見にくくないですか?

実際に経糸セットして綜絖通しするときには、描き直したものではなくて、もとのオーバーショットの綜絖通し順を見ながら作業したほうが楽だと思います。少なくともくうっけりはそうでした。1の隣は3、2の隣は4、3の隣は1、4の隣は2、ということだけ頭に入れておけば、あとは機械的に作業できますから。

ペダルの踏み順

上の図では、経糸が長く浮いてしまっています。それらを緯糸で織りこむために、必要に応じて、経糸の上下の位置を逆にして緯糸を入れる必要があります。このタイアップの場合、経糸を完全に入れ替える踏み順の組み合わせは1番と3番、もしくは2番と4番です。

そんなことを考慮して、実際にペダルの踏み順を描きこんでみたのが下の図。3マスが縦に並んでいるところは太い緯糸1本分のつもり。ひとマスずつになっているのが、細い緯糸。


自分で描いた図だけれど、う~ん…このペダルの踏み順、ちょっと不満。改善の余地がありそう。

ペダルの踏み順って織りながらでも自由に変えられるので、あれこれ机上で考えるよりも実際に織って試して…のほうがいいかも。



オーバーショット織りからリップス織への展開の仕方は以上の通り。実際には簡単なことを、やけに回りくどいどく書いてしまった気がします。説明下手で申し訳ない。

結局、2色の経糸を使い、綜絖通し順さえ正しければ、オーバーショット柄をリップス織りで織れるはず。ただ、気を付けなければいけないのは、経糸の密度かな。通常リップス織りでは、経糸をかなり密にセットするのです。

それから、組織云々よりも意外に難しかったのが、模様の大きさ、特に縦横比を希望通りに織りあげること。そのへんのところは、実際に織って試してみるしかないでしょう。

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2 件のコメント:

karamatsu さんのコメント...

組織図の起こし方については、何度も読んでみましたが、ムリ😅
でも、考え方がわかってモヤモヤしてはいるけどこの先織る時に、何かの発見に繋がるような勝手な楽観的予測をしてますので、読むことは無駄になってないと、言い切れます😊

やればできる子なの、私。
でも、何かのスターターを自分の中で引っ掛けないと動けない気弱なやつなんです😅
今まで読んだあれもこれも、わかるけどできない、よくわかんないけどやったら出来たも全部、いつか必ず何かと繋がって役立つと思えるのが嬉しいです😊

書けるならどんどん書いてください。
今はわからなくても、、、と思いながら読んでますから。

Kuukkeli (くうっけり) さんのコメント...

なかなか分かりやすくって書けないものですね。
本を書いたり、こういうことを教えている人って、ほんとにすごいとつくづく思います。

織りって、織ることそのものも楽しいけれど、組織をいじる(?)のも楽しいのですよ。
でもそれがうまく伝えられない…

でも、読んでくれる人がいるって思うと励みになります。
お言葉に甘えて、これからも時々ややこしい話を書きますわ。

@tapionokuni