手織り・染色・手紡ぎ等々、手仕事の記録です。フィンランドでのものづくりについても紹介しています。フィンランド発信。

【針編み(ノールビンドニング)】靴下

昨年から針編み(←勝手にこう呼んでおりますが、日本では「ノールビンドニング」という名で知られていると思われます。なぜくうっけりがこの名称を使うかについては、こちらの記事をご参照くださいませ)にはまってしまっているくうっけりです。

ご無沙汰している間にも、ちょっとずつ針編みに励んでおりました。

そして、今回使ったステッチは、指なしミトンを作ったときと同じものです。

親指には2本の糸がかかった状態で、下の段から針で2目拾って、


親指の後ろから3目拾って、


親指にかかっている2目に針を通して、


さっきの状態をちょっと違った角度から見るとこんな感じで、


ここで、親指にかかっていた2本の糸のうちの、外側の糸を親指から落として、


糸を引きながら、その糸でできる新しい輪が親指にかかっている輪の下側に来るようにすると、


再び親指に2本の糸がかかった状態になります。


そしてまた、下の段から2目拾って… とまあ、この作業が延々と続くわけです。


指なしミトンを作ったときにはもっと太い糸を使いましたので、かなりがっちりした編地になりました。その時と比べると今回はぐんと細い糸のため、地も多少は伸縮性があります。とはいっても、棒針編みの地にはとうてい及びません。

様々な靴下のつくり方があるようですが、前回の靴下も今回の靴下も、こんなふうに編み進めました。



このあとは、目を減らしながらぐるぐる編んでいきました。

そして完成品!


足にもぴったり!


編地と使用糸です。向かって左側が表目、右が裏目です。


今回も段染めの糸を使ってみました。メリヤス編みなんかだとだいぶ違った感じになるのでしょうが、針編みに使うと、なんだか落ち着きがない色合いという気がします。夫には、前回の靴下の色合いほど不評ではありませんでしたが。

ちなみに今回使った糸は、デンマークのメーカーさんのものです。

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@tapionokuni