手織り・染色・手紡ぎ等々、手仕事の記録です。フィンランドでのものづくりについても紹介しています。フィンランド発信。

【織り】オーバーショット柄のリップス織りを4枚綜絖で織ってみる②~機織り中~

前回( 【織り】オーバーショット柄のリップス織りを4枚綜絖で織ってみる①)の組織図をもとに織ったもの。ただし、実際の経糸の数は組織図にあるものの2倍。緯糸の本数も組織図どおりではありません。


模様が縦長になっているけれど、一応計画通りの模様にはなっています。

こちらは、踏み順を変えたバージョン。


こうしてみると、4枚綜絖のリップス織りで、オーバーショット柄を織り出すことはどうやら可能。

ただし…

矢印の部分が気になりませんか?


これ、最初は綜絖通しの間違いじゃないかと思ったのだけれど、そうじゃない。隣同士の経糸の順番が乱れているだけ。というのも、これらの部分では、隣通しの色の違う2本の経糸は、まったく同じ動きをしているのです。言い換えると、2本一緒に緯糸に織り込まれている。それで、場所によってはそれら2本の糸が入れ替わってしまう。

…と、すごく分かりにくい説明になってしまいましたが…

結局は、筬の選択ミス。今回、経糸の密度を 18本/㎝ にしました。でも、そんな細かい筬は持っていない。さらに悲しいことには、90羽/10㎝ の筬さえ持ってなかった💦 それで結局、45羽/10㎝ の筬の目に、4本ずつ経糸を入れて使ったのでした。

組織図をまじまじと見た限り、丸羽であれば「経糸入れ替わり現象」は起きなかったと思われます。密度さえ合えばいいと思って、4本を同じ筬の目に通したのは浅はかだった…😭 

ところで今回、経糸、そして細いほうの緯糸として使ったのは、シルケット加工されたコットン糸 8/2(74tex ×2)。

一方、太いほうの緯糸ととして使ったのはこれ。リサイクルコットン(コットン80%・ポリエステル20%)だそうです。


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2 件のコメント:

てこ さんのコメント...

感動しすぎて言葉が出てきません。

「織ってみたい」です。

Kuukkeli (くうっけり) さんのコメント...

機械的に描いた組織図だからどうなるかと思ったけれど、ちゃんと柄になりました!!
オーバーショット柄は偉大!!!

ぜひ織ってみてください。柄が違ったり色が違ったり糸が違ったりすると、かなり雰囲気も変わりますよね。そういうの、いろいろ見てみたいです。

@tapionokuni