手織り・染色・手紡ぎ等々、手仕事の記録です。フィンランドでのものづくりについても紹介しています。フィンランド発信。

【キノコ染め】ハリタケ属のキノコで染める ~アルカリ編~

今回使ったキノコは、今年の秋に収穫して、そのままの状態で乾燥しておいたキノコです。


図鑑は見たけれど、識別できませんでした。ハリタケ属 (Hydnum) ニオイハリタケ属(Hydnellum)のキノコだろうというところまでは、想像できるのですが。

使用したのも写真にある分量です。ゴミをとって乾燥した状態で52gほど。

キノコを砕いて一晩水につけておいたあとコンロにかけ、アンモニアを少量加えることでpHを9ぐらいにまで上げました。そして、沸騰後1時間ほどぐつぐつと。

キノコを濾しとって、液が冷めたあとに、お湯につけて湿らせておいた先媒染した糸を染色液へ。今回の糸の分量は、白とグレーと合わせて65g。この時の染色液のpHは約8。

そして染色。

染色し終わった頃には、液は中性になっていました。

染め上がりです。

アルカリでの染色後
左上側が真っ白な糸を、そして右下側がグレーの糸染めたものです。

染色前の糸も一緒に並べてみます。

染色前、および染色後の糸

それなりに染色されています。

ところで、これらを染色した後の液を、酸性にして染めたらどうなるでしょう?

結果は次回に。

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@tapionokuni