手織り・染色・手紡ぎ等々、手仕事の記録です。フィンランドでのものづくりについても紹介しています。フィンランド発信。

【キノコ染め】ハリタケ属のキノコで染める ~鉄媒染編~

今まで使ってきた染色液を再度利用です。同じ液を使っての、4回目の染色となります。

染色液の色は、かなり薄くなってきています。

4回目の染色

それでも、高温に達してから40分ほど過熱を続けた時点で一度取り出してみると、それなりに色がついているようです。
染色液から一時とりだす

この時点で、rautasulfaatti という名称で売られている薬品を染色液に追加。日本語で言うと硫酸鉄です。糸の重量の3%ほどを、染色液に溶かし入れました。

糸を染色液に戻してから、10~15分ほど過熱。その後、すぐにすすぎました。

さて、染め上がりです。

鉄後媒染 染色後

意外でした。鉄媒染だから、ちょっと濃いめのくすんだ色になるのだろうと想像していたのですが、これってピンク!?

染色前の糸と比べてみます。

染色前および染色後

上手に写真がとれなくて、写真によってちょっと色合いが変わって見えるのが残念です。でも、めげずに、今までの染めた糸の集合写真を。

まず、白い糸を染めたもの。

左から:染色前
染色1(アルカリ性の染色液で染色)
染色2(染色1の残液を酸性にして染色)
染色3(染色2の残液で染色)
染色4(染色3の残液で染色・鉄後媒染)
そして、グレーの糸です。(写真の色合いが明るくなってしまっているので、上の写真とは直接比較できないことに気づきました。残念…)

左から:染色前
染色1(アルカリ性の染色液で染色)
染色2(染色1の残液を酸性にして染色)
染色3(染色2の残液で染色)
染色4(染色3の残液で染色・鉄後媒染)

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@tapionokuni