手織り・染色・手紡ぎ等々、手仕事の記録です。フィンランドでのものづくりについても紹介しています。フィンランド発信。

【草木染め】乾燥植物で染める

今までに染めてきた靴下用の糸がこれだけ残っています。


フラッシュなしで撮れなくて、実際よりもずいぶん明るい色合いに見えますけど、本当はもっとずっとくすんだ感じ。で、茶系・グレー系が多い。一方で、黄系の色が意外に少ない…

ということで、黄系の糸を染めることにしました。

草木を使うにしてもキノコを使うにしても、黄色に染めることができる素材はいろいろあると思います。

緑の葉っぱで染めたら、たいがい黄色っぽい色に染まるのでは?植物によって鮮やかさや色合いには違いがあるのでしょうけれど。

ただ、今はもう草木が青々と茂っている時期ではありません。染色用の植物を集めるのは、夏場のようなわけにはいきません。それで、戸棚の奥をあさりました。

もう何年か前のことになります。乾燥保存に凝り、バジルとか葉セロリだとかを乾燥させて、瓶詰めして保存していた時期があります。でも、結局ぜんぶは使いきれずに残ってしまった…そんな古い乾燥植物が、戸棚の奥のほうにしまいこんであったんです。

で、それらを引っ張り出して、染色してみることに。ちなみに植物の種類は、バジル、葉セロリ、ホウレンソウ、パセリです。全部混ぜて使いました。

染色後の糸です。左上の糸は黄系と言えば黄系だけれど、だいぶ濁った色ですね。


アルミニウム媒染です。ついでに試した鉄媒染が右下の糸。

鮮やかな黄色には程遠いけれど、乾燥させてから数年過ぎた植物でもそれなりに染まるものなのですねえ。

ところで、くうっけりの染色場は、洗面所兼浴室兼トイレ(←日本の感覚だと不思議な一室かも?)。そこに卓上電磁調理器をもちこんで染色しています。

興味本位でちょっとずつ染色しているだけなので、今のところ特に問題はありません。ただ、電磁調理器のコードが短くてコンセントに届かず、どうしても延長コードを使うことになってしまうのがよろしくない。

染色ではどうしても水を扱うことになるので、普通の延長コードはこわくて使えない。で、屋外用の延長コードを使っていました。でもそれってコードが長すぎて、使い勝手がよくない。

…だったら短いのを作ればいいんですよね。

延長コードを自分で作るのがフィンランドで違法じゃないことが分かったので、防せん型のプラグとコンセントを買ってきて延長コードを作ってみました。初めてだったけど、やろうと思えばどうにかなるものです。

延長コードを作ることができたのもうれしかったし、コードの取り扱いも今までよりずっと楽になり、満足しています。

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@tapionokuni