手織り・染色・手紡ぎ等々、手仕事の記録です。フィンランドでのものづくりについても紹介しています。フィンランド発信。

【織り】十分な開口は得られなかった…

 計画は、こんなブロック模様を


ダマスク織風に織ってみようということでした。

本来の朱子織だと綜絖枠数が増えてしまうので、組織としては、トルコ朱子などと呼ばれているらしい、4枚綜絖の朱子織もどきを使って。

その場合、普通のタイアップだと16枚の綜絖枠と16本のペダルが必要になります。それを8枚の綜絖枠と8本のペダルだけで織ってみよう、というのが今回の試みでした。


織り手から見て奥側の、4枚の綜絖枠は、ブロック模様どおりのタイアップ。ペダルを踏むと、こんな風に開口します。


そして、手前の4枚は、トルコ朱子の組織を織りだすためのタイアップ。ただ、1本のペダルを踏んだとき、動くのは2枚の綜絖枠だけで、それ以外は中央に残るようにしてあります。


この開口のために使われている綜絖は穴が長いので、ブロックにあわせてタイアップした綜絖の動きが、これら中央に残っている経糸に、そのまま反映するはず。


ブロック側の組織側のタイアップは、全く別々にしてありまして、織るときには、ブロックと組織の2種のペダルを同時に踏みます。

一応、開口は得られましたが…


こんな開口で織るのは、かなり苦しいです。調整もしてみましたが、満足できる開口は、結局得ることができませんでした。そんな状態で無理に織ろうとすると、糸もとびやすいし、とんだ糸を仕上げのときに直すというのも、これまた大変…


ということで、このタイアップは実用的ではない、というのが分かったことが、今回の収穫でした。


手前の綜絖枠につながっているペダルを踏んだとき、中央に残る糸については問題はないのですが、それ以外の経糸に関していえば、その一部は、ブロック側の綜絖で一度上がり、手前の綜絖で下がる、あるいは逆に、ブロック側で下がって、手前の綜絖で上げられることになります。その無理な動きが、十分な開口を得られなかったことの原因かと思います。


今回試してみた仕組みは、基本的には、ドロールーム(drawloom)等で使われているのと同じです。ただ、ドロールームのような特別な機の場合、ブロックを織り出すための綜絖と、組織を織り出すための綜絖の間隔があいているのです。だからきっと、それなりの開口が得られるんでしょう。


手織り者向けの組織についての本には、ブロックの部分の綜絖枠数やペダル数を倍にする、すなわち、今回の場合 8×8 にして、あとは今回と同様に織る方法、すなわち4×4ブロックの場合、12枚の綜絖枠と12本のペダルで織る方法が紹介されています。無理な動きをする経糸がないようにしてあるんですね、きっと。

それを最初からすればよかったんだろうし、今からでも試してみたいと思うのですが、所有している機は8枚綜絖。16枚まで増やせる機ですが、増やそうにも手元にはない。注文しようと思ったけれど、思ったより高価… 

ということで、今回はあきらめて、別の組織で織ることにしました。全部解いて…


綜絖通しからまたやり直しです。

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@tapionokuni